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2026年3月30日 (月)

電力世界に寄生する太陽光 / 『日本のエネルギー問題に関する事実と現実』その3

3.電力世界に寄生する太陽光

 太陽光発電の買い取り制度が国民に負担をかける巨大利権になっている事はⅡ章で説明しましたが、太陽光発電で作られた電気もまたマイナス要素の多い電気なのです。日本の電力構成において、原子力・石炭火力は安定した「ベースロード電源」として廉価で高品質の電気を発電してくれます。石油・ガス火力や水力は電気の需要に合わせて、適量の電気を確実に発電してくれる「ピーク電源」「ミドル電源」の役割を果たしてくれます。ところが、太陽光や風力で作られる電気は日照や風速によって出力が上下する、「質の悪い」電気なのです。太陽光や風力の電気を送電系統に組み入れるときには、火力発電などを待機させておき、太陽光や風力による出力の上下を吸収する必要が出てきます。太陽光や風力を未来の電力だと期待している人も多くいるでしょうが、現実の発電においては、火力発電に負担をかけて初めて電源として用をなすことができる、半人前の電源に過ぎないのです。太陽光発電は、電力世界の寄生虫なのではないでしょうか。
 また、太陽光パネルは各所にあり、分散電源なので電圧の調整が難しく、太陽光パネルの周辺では、電圧が乱高下するので電球の寿命が短くなったりする被害が報告されています。また、太陽光パネルの多い九州では、変動吸収の限界に達し、日によっては太陽光の電気を送電から切り離す状況になっています。

※ この投稿の元となる文章が書かれたのは平成29年です、ご了承下さい。

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