石破所感について、忘れないうちに書いておこう。(黒歴史)
10月10日に、石破首相の戦後80周年所感が出されました。公明党が絶妙のタイミングで連立離脱し、新聞朝刊の1面を飾ったので、石破所感は、大してニュースにはなりませんでした。まあニュースになる必要のない所感でしたので、それは良いことなのでしょうが、このままだと所感諸共それまでのゴタゴタとかも忘れそうなので、所感の感想について書いておくことにしました。
さて。石破所感についての報道された意見に感しては、まあそのメディアの方向性が出ておりまして、まあ当然といったら当然の内容になりました。右翼系の産経新聞では、歴史戦で中国・韓国に付け入れられる謝罪等が無かったことを評価しつつも、出す必要の無い所感、自己顕示と存在証明の為の所感、という意見でした。逆に左翼系の朝日新聞や東京新聞では、ポピュリズムを牽制した所を評価していましたが、いつも騒いでいる日本軍の謝罪ネタが無いためか、あまり盛り上がらない筆致でしたね・・・と思ったら、朝日は4面で過去云々裏金云々と、偏向丸出しの大特集でした。あとネットでは当然否定的な声が多いのですが、所感中の「戦争を煽った責任はマスコミにある」という内容を評価する声もありました。・・・これ、たぶん新聞社は取り上げていませんよね。
さて、では私の評価としてはどうかというと、「大したことなくて良かった」というのが本音ですね。戦後70年安倍談話を毀損するような内容が無かったのが1番の安心感です。自民党のマトモな人たちが、必死に押しとどめた結果だと思います。今後も、石破所感は無かったモノ扱いになって(実際に正式な談話ではありませんし)、安倍談話が日本の公式見解となることでしょう。
それでですね、一応所感の全文を流し読みしたのですが、率直な感想を言えば、「これ、軍事オタが自分の知識を披露したくて書いちゃった痛い文章だよなあ。」です。文章が冗長な上にマイナーなネタを散りばめてあり、それでいて骨子に当たる主張が伝わってこないのですよ。実に、石破首相らしい文章でしたね。
ところで、今季アニメに「転生悪女の黒歴史」というのがあるのですが、石破首相はこの所感が黒歴史であると気付くことは一生無いでしょう。
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