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2025年6月30日 (月)

産経の 「自民の保守票食う参政党」 は、ちょっと違う?

先日の産経新聞で、「自民の保守票食う参政党~~」といったタイトルの記事が出ていました。私は産経新聞は一番方向性に賛同できる新聞だと思って、産経ニュースベーシックプランに入っています。少額ですがお金を払う価値があると思っていますが、今回の記事はちょっとだけ順番がズレているかなあ、と思いました。

この記事は、ただでさえ自民党の支持率が低いのに、立憲や共産が候補者調整している。その上、保守系の参政党が立候補すれば、自民党はますます苦しくなり、下手をすると立憲が勝利してしまうのではないか、と心配している記事です。もちろん、立憲と言えば、悪夢の民主党政権の流れを最も強く引く政党ですから、政権を取ったら悪夢の再来だと考えるのは当然です。日本の将来を心配する良心的な記事だと思います。

しかし、ここで「ちょっと違う」と思ったのは、自民の保守票を参政が奪う、とある点です。

自民の保守票は、参政がいてもいなくても、今更自民党に投票しないでしょう。今まで我慢してきましたが、左傾化した石破政権をこれ以上続けさせるくらいなら自民党に投票しないというのが、現在の自民党支持者の思いだと思います。

石破総理は50議席が勝敗ラインと、メチャクチャ低いハードルを掲げましたが、今の自民党支持者の思いは「それなら50議席以下に叩き落とさないと、石破はまた居座るに違いない」です。ふざけた勝敗ラインが、更に自民党に投票する気を無くさせているのですね。保守系の自民党議員が努力しているのは分かりますが、自民党の勝利が石破政権の存続に繋がると思うと、自民党に投票する気が失せます。

従って、保守票は参政党が自民党から奪うのではありません。自民党が自分で手放しただけです。それが参政党に入るのなら、それも良いのでは無いかと思います。

「ちょっと違う」と書きましたが、まあ、結果的には同じ事かもしれませんがね。

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