小泉農相の、JAやら流通やら悪者を「作る」やり方はどうかと思う。
米の価格が上昇してだいぶ経つ。私も大体一日2合の米を食べているので、そりゃ人ごとでは無いのだけれど、正直、エネルギーとか色々物価が上がっているときに、米だけ上げてはならないと言うのも変な話である。
ところが、先日の発言では、米が5キロ2000円であるべきだとしているのである。これでは、農家は生活がどんどん苦しくなるのではないか。小泉農相は農家は貧乏になっても米を出せと言っているのであろうか。
で、流石に農業やっている人から色々ネットで反論があったのか、今度は方向性を変えた。
今度は「ある卸は利益が500%」と流通を批判したらしい。これを聞いたら、大抵の人は卸が暴利をむさぼっていると解釈するであろう。しかし、現実の利益は昨年度の500%であっても、売上の5%なのだそうな。・・・今までが本当にギリギリで、ようやく普通の経営になるレベルなのでは。
この小泉農相の行動スタンスは、どうもわかりやすい「悪者」を作って、それを批判して大衆受けを狙っているようにしか見えない。
メディアが小泉農相を持ち上げてる感があるので、どうも微妙にしか見えないんですよねえ。
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